EAの機械的な強みと裁量トレードの柔軟性
今日は、この話をするよ。
でも話はここで終わりじゃなくて、機械的段階の壁を超えた裁量トレーダーなら、これが逆転する。…
大半の裁量トレーダーとEAを比べた場合、「ルールを守る」ということを忠実にこなすEAのほうが、トレード技術は圧倒的に上なんだよね。
でも、話はここで終わりじゃなくて、機械的段階の壁を超えた裁量トレーダーなら、これが逆転するんだけど、これの考察をリュードさんが私を引用リツイートして書いてくれたから、合わせて読んでみてね。
反面EAはプログラミング通りにしか執行できない弱点がある(ガッチガチにマニュアル通りにしか動けないバイトみたいなイメージ。融通が利かない)
100点満点中、500点ぐらい完璧なのでこれで終わります。
…ってわけにもいかないので、私の考えもちゃんと書いておくね。
まず、「機械的段階ってなにそれ、美味しいの?」って人は、我らが教典、書籍「ゾーン 相場心理学入門」を100回読んでから、腕立て100回、腹筋500回で。
簡単におさらいすると、トレーダーの成長段階の第一段階目にあたり、事前に決めた手順通りに、機械的にトレードしましょうってこと。
車の免許を取る時だって、まずは車の周辺を確認して、車のドアをあけて、座って、シートベルトをしめて…って、手順通りにやる、あの練習みたいなものだと思ってくれれば、大きく意味を間違うことはないよ。
EA(エキスパートアドバイザー)についてだけど、EAというのは、自動売買のプログラム。決められたルールが書かれたプログラムをチャートに設定しておくと、自分が寝ている間でも勝手に、そのルール通りに買ったり売ったりしておいてくれるもの。
そして、EAはね、この一貫してずっとルールに従ってトレードする能力があるっていうことが、唯一にして最大の強みなんだよね。「トレードってなんだかよくわからないけど、自動でやってくれるから勉強もしないで楽ちんできる!」ってのが強みだと思ってる人たちもいるけど、そうじゃなくて、こっちが強み。
これはね、トレード中に起こりがちな恐怖や欲望といった感情の影響を受けないことを意味するんだよ。感情がトレードの決定に介入することなく、冷静にルールベースでの決定を下すことができる。この一貫性は、心理学的にも大きな強みなんだよね。ただ、EAには別の心理面の対策が必要で、EAに任せられないとか、勝手に止めちゃう人には向かないんだ。
一方で、裁量トレードでは、トレーダーの経験や直感が大きく影響する。裁量トレーダーが直面する主な心理学的挑戦は、自己制御と感情管理。もうこれが全てと言っても良いぐらいこれ。