マーケット情報とトレーダー心理の再定義

書籍「ゾーン」から学ぶトレーダー的思考法 14
Red John 2024.05.23
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今回から、第5章に入っていくよ。この章には、「マーケット情報からの苦痛の脅威をいかに取り除くか?」という書籍「ゾーン」の目的の1つを達成するために、マーケットの情報と自分の関係を再定義する方法が書いてあるんだけど、やっぱり初見には難解。何度も言うけど、深く考え続けないと理解できないんじゃないかな。原著を熟読し、ここまで素晴らしい翻訳をした訳者の世良さんですら、前書きで、現時点での感想は「なかなか難しい」であると述べている。(P2-1)

まずはじめに、マーケットってどんなもの?ってことが解説されている。簡単に言うと、マーケットは善悪なく、楽しい、つらいなんて感情を投げかけてくるものでもなく、「単なる情報」って感じのことが書いてある。これは私が何度も言い続けてきたことだから、もうみんなわかってると思うけど、一応言っとくと、「チャートは変化する連続した価格を表示しただけのもの」だよ。異論は認めない。その表示方法に、ローソク足が使われることが一般的。そして、これにいろんな計算式をこねくり回して複雑にしているのがインジケーターというわけ。

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