Day11|「わかってるのにできない」を消す──思考と感情を統合する脳のつくり方

理解しているのに、なぜ行動がブレるのか?その理由は「思考と感情のズレ」。最終回では、トレーダーに必要な“統合された脳”の構造を解説。
Red John 2025.05.26
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これまでの全10回を通じて、「確率的思考」「構造的判断」「世界観の修正」「構造への信頼」など、トレーダーとしての思考を整えるための要素を積み重ねてきた。

だが、これらのパーツは、ただ“知っている”だけでは意味がない。

重要なのは、それぞれの要素が「一つの構造」として統合されていること。 たとえば、頭では「確率的に考えるべきだ」とわかっていても、実際のトレードでは感情が先に動いてしまう。そんな“ズレ”が起こっている間は、どれだけ知識があっても行動はブレる。 

つまり、頭では理解しているのに、心がついてこない。 その“ズレ”をなくすことが、最終ゴールである。

思考と感情の「ズレ」がすべてのブレを生む

  • 思考では「確率で考えるのが大事」だとわかっている

  • 構造的に判断することも、論理的には理解している

  • 世界観がズレると感情が乱れることも、もうわかっている

なのに、いざトレードの場面になると、「わかっているはずなのに怖い」「理屈では平気なはずなのに焦る」。そんなふうに、感情が思考とは別の反応をしてしまう。

これは、思考と感情の間に、まだ“統合”が起きていない証拠。

思考と言語ではわかっているけど、感情がその構造に沿って動いていない。この「わかってるけどできない」を生み出しているのが、思考と感情の“ズレ”だ。

このズレを解消し、思考・行動・感情を統合していく方法を、ここから先はサポートメンバー限定で、具体的に解説していく。

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