祈らないガチャ、祈らないトレード ─ 確率的思考の実践

最悪を想定し、その結果すら計画の一部として受け止めて動く──外れても崩れず、当たっても浮かれず、淡々と次の一手へ進む。この考え方が欠けていると、当たりも外れも自分を壊す原因になる。
Red John 2025.08.13
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「当たれー!!!」

「くそが!」

——真剣にやっているゲームでガチャを回したことがある人なら、この一瞬で気持ちが振り切れる感覚を覚えているだろう。期待が一気に高まり、次の瞬間に裏切られるあの落差は、トレードで資金を溶かすときの心理と驚くほど重なる。

今回は、同じ条件でガチャを回した私と友人が、引き方の違いだけでどう結果を分けたのかをたどりながら、「最悪を想定する」という思考がなぜ資源を守り、機会の質を高め、長期的な勝ちを支えるのか、その確率的思考とリスク管理の核心に迫る。

言い換えれば、この思考法を欠いたトレーダーは、いずれ資金を祈りと一緒に溶かす未来を自ら招くことになる。

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