トレードが変わらないのは、“自分”が変わっていないから
今までずっと負け続けている人がトレードで勝てるようになるには、今の自分のままでいてはダメだ。 昨日と同じ考え方、同じ行動パターン、同じ生活。これを繰り返している限り、結果も変わらない。トレードがうまくならないのは、手法が悪いからではない。 多くの場合、原因は“自分自身”にある。つまり、勝てるようになりたければ、自分を変えなければいけない。 少しずつでも、自分の中の何かを変えていく必要がある。
小さく始める自己改革
その第一歩として、私がよくすすめているのが「瞑想」だ。理由はシンプル。労力が少なく、効果が高い。 習慣化しやすく、短時間でも集中力や感情の安定に大きな影響を与える。これは、私自身も日々実践していて、明らかに効果が実感できているものの1つ。
次に取り入れてほしいのが運動習慣。 これはメンタルや体力の問題だけではない。運動によって血流が改善されると、脳の働きそのものが向上する。 判断力・集中力・反応速度。どれもトレードに直結する要素だ。トレードの本質は「脳を使う反復作業」でもある。 だからこそ、身体を整えることが思考の質を上げる最短ルートになる。
本を読むことも大切だ。特にトレードのように複雑な分野では、自分では気づけない思考の偏りや、知らずに信じてしまっている前提に気づくヒントが得られる。本の良さは、他人の経験や視点を自分の頭の中に“仮設置”できるところにある。実際にその方法を使うかどうかは置いておいて、一度自分と異なる視点を取り込んでみるだけで、考えが整理されたり、盲点に気づけることがある。
大切なのは、内容を鵜呑みにせず「この本を通して自分はどう考えたか」を問い直す姿勢。読書はインプットではなく“対話の材料”として使っていくと、トレードにも深みが出てくる。
人生そのものを整えるという視点
ここまで読んでくれたなら、伝えたいことは1つ。トレードの上達とは、人生そのものの改善。どれだけトレードで勝てるようになっても、 死ぬ間際にチャート画面しか思い浮かばないような人生は、私は望まない。だから私は、トレードと人生を切り離さずに、日々の習慣、健康、人間関係、学び、そのすべてをトレードと結びつけて考えている。
では、実際に“何をどう変えていけばいいのか”。 ここから先では、その具体的な行動例を紹介していく。